研修会・セミナーの報告

食育プロモーターズ養成講座

2012年2月13日
会場:豊海センタービル 調理実習室(東京都中央区)
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2月13日(月)、中央区の豊海センタービルで行われた食育プロモーターズ養成講座に参加させていただきました。

はじめに針谷副理事長の講義で「3・1・2弁当箱法」の理論を学び、その後、調理室に移動して市販の惣菜を使いお弁当の詰め方を実習しました。講義では、科学的根拠に基づいた理論に加えて、適切なごはんの量、おにぎりにした場合、肉魚と野菜が混在したおかずの考え方など、実践的なお話も多く、大変参考になりました。

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午後からは、献立の組み立てから調理までの実習に入り、「高齢者のお弁当」と「中学生女子のお弁当」というテーマで、それぞれ班に分かれて作成に取りかかりました。私は高齢の方のお弁当を担当しましたが、班の皆さんと行った打ち合わせでは、「和風の献立の方が口に合うかな」、「小松菜は柔らかく茹でよう」など、高齢の方に喜んでいただけるようなお弁当にしようと活発に意見が飛び交いました。

できあがったお弁当は、どちらも対象者の特性を考慮したまずまずの仕上がりでしたが、講師の先生方に詰め方を直していただくと、ぐっと見栄えがよくなったのを目の当たりにし、参加者の皆さんと見た目の重要性を再認識しました。

最後に食料自給率についてもご講義いただき、充実した6時間の研修は終了しました。今までの研修よりも一歩踏み込んだ内容を学ぶことができ、改めて「3・1・2弁当箱法」の有効性を実感しました。ここで得た知識を普段の業務に活かしていきたいと思います。

この日は研修の合間に、会場のビルの中にある(財)東京水産振興会の「お魚ミュージアム」も見学させていただきました。水産業に関わるタッチパネル形式のクイズやビデオなどを皆さんと体験し、こちらも楽しく学ばせていただきました。

文責:小林美緒(フォーラム正会員)


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短大で食料経済を中心とした授業を担当する私は、授業中に食料自給率の話をする機会にも恵まれている。日本の食料自給率について、最初はカロリーベースで約4割と答えられない学生も結構な数、存在する。平成22年度はカロリーベース39%、生産額ベース69%で前年度より1ポイント低下した状況のなか、学生自体はいまいちピンとこない感じで、「日本はほかの国に比べて低いんですよね」とはいうものの、お米の一人あたりの年間消費量が60kgを割っていることを教えると、「もっと食べている感覚があった」と答える学生が多いことに気づかされた。

昨年6月に、授業のなかで「我が国の食料自給率を上げるために自分ができること」という課題レポートを出したことがあるが、「個人ではどうすることもできない」、「私一人が頑張ったところで影響はない」といった消極的意見の多さには驚かされた。しかし、同じように「食料自給率を上げるために地域でできること」という別問に対しては「地域で目標を設定して頑張る」、「荒れ地(耕作放棄地)の畑を耕す」等々、「みんなで頑張ろう」という感じで積極的とまではいかないが、比較的前向きな意見が散見されるようになった。

今回、食生態食育プロモーターズ養成講座には大学院生と参加する予定であったが、急きょ変更となり私のゼミ生と参加することとなった。「3・1・2弁当箱法」を教材とした本講座では3:1:2の法則に従ってしっかり詰めることで、食器に展開しても何ら量的には変わらないことが改めて知らされた。このことがゼミ学生自身には新鮮に映ったようで、自給率を向上させていくうえで、どう考えるのかをしっかりと学ばせてもらえる機会となった。「しっかりと食べる」ということを、これまで以上に学生やまわりの方々へ伝えていければと自分自身も感じたことで、今後はほかの学生にも声をかけて大いに参加してもらいたいと思う。

私自身も勉強させていただき、貴重な体験をすることができた。

文責:田崎義浩(日本大学短期大学部)

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