研修会・セミナーの報告

「さかな丸ごと食育」探検セミナーin八丈島 2013夏

2013年7月29日~31日
会場:東京都島しょ農林水産総合センター八丈事業所 他

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 「さかな丸ごと食育」探検セミナーin八丈島2013夏が、7月29日(月)~31日(水)の2泊3日で開催されました。この探検セミナーは、NPO法人食生態学実践フォーラムと一般財団法人東京水産振興会の共催で、東京都島しょ農林水産総合センター八丈事業所と八丈島漁業協同組合女性部の協力を得て実施されたものです。

 参加者は、探検メンバーとして、全国から集まった小学生等11名(1年生2名、2年生3名、3年生1名、4年生1名、6年生1名、幼児3名、合わせて男5名、女6名)となり、中でも「豊海おさかなミュージアム」食育セミナーのリピーターの小学生が多く参加いたしました。その他保護者等8名、スタッフ8名の総計27名でした。

 小学生は「さかな丸ごと探検ノート」、幼児は食育絵本の「ゆうやくんしまにいく」をテキストに、八丈島における「食の循環」魚の生態、生産から流通・加工、消費、廃棄、再利用を実地で視察、体験し、また島の産物を活用した食事づくりも含めた「さかな丸ごと食育」を学んできました。

 またセミナーでは、足立己幸理事長による現地栄養士等の専門家研修も実施されました。漁協女性部の人々は「3・1・2弁当箱法」の研修をし、3日目の閉講式ではそれぞれにマイボックスの弁当箱をお礼に差し上げました。

 3日間を通じてほぼ予定通り探検を行い、八丈島にて「食の循環」を体験的に学び、実践することができましたが、唯一残念だったのが海が荒れていたために、キンメダイの水揚げの様子を探検できなかったことです。

 今回私自身は、家族ぐるみでの参加となりましたが、閉講式での藤井大地所長のご挨拶にあったように、八丈島では天候や海の様子が人々の生活にとても影響を与えていること、そのため八丈島で生活する人々は、常に天候や海の様子を気にして生活をしていること等、とても大切なことを学びました。

 また、探検メンバーの皆さんには、「さかな丸ごと食育」サポーターとして、八丈島で体験したことや学んだことを周囲に広めていってもらえたらと思います。

 以下は、主な探検スケジュールです。

【1日目(7/29)】

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 八丈島空港着後、中型バスにて島しょ農林水産総合センター八丈事業所へ移動しました。
 開校式では、足立己幸理事長の挨拶ならびに探検セミナーの趣旨説明、東京都島しょ農林水産総合センター八丈事業所藤井大地所長挨拶、八丈事業所研究員から八丈島の漁業や魚について説明、探検メンバー自己紹介を行いました。

探検ラリー①
 くさや加工場(くさや加工場の見学、試食)→八丈島ビジターセンター(八丈島の自然や文化について映像と展示から学ぶ)→海岸(磯遊びをしながら貝を拾ったり海の生物を観察する)→民宿(八丈島の産物を活かした夕食・共食)→探検の振り返りと、明日の探検計画を立てて就寝。

【2日目(7/30)】

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探検ラリー②
 民宿(島の産物の畑を見学、畑で収穫した野菜を活かした朝食)→公民館(「3・1・2弁当箱法」をベースにした”からだ・心・くらしや地域にぴったりの食事作り”学習会、主菜づくりでは、漁協女性部にムロアジの捌き方を教わり、ムロアジハンバーグとトビウオのすり流し汁を作り、共食)→黄八丈織元見学→えこ・あぐりまーと(温室で熱帯植物を観察)→おやつタイム(八丈島で人気のソフトクリーム屋さん)→足湯(眼下に広がる海を見ながら八丈島の温泉で足湯)→あしたば農園(島しょ農林水産総合センターの職員によるあしたばの説明)→スーパーマーケット(売られている魚の種類や形態を観察)→民宿(バーベキューで主食・主菜・副菜の学習)→探検の振り返りと明日の探検計画を立てて就寝。

【3日目(7/31)】

探検ラリー③
 民宿(朝食で主食・主菜・副菜の学習)→ふるさと村(江戸初期の民家や島太鼓を体験し文化を学ぶ)→八丈富士(八丈島の全景を見渡し、探検場所を再確認)→島しょ農林水産総合センター八丈事業所

 閉講式では、足立己幸理事長からの修了証書とさかな丸ごと食育サポーターカード授与、探検メンバーの一言感想、藤井大地所長、振興会栗原修次長、足立己幸理事長それぞれからの閉講挨拶後に、八丈島の産物を活かした漁協女性部による「八丈島特製3・1・2弁当」で昼食・共食をし、漁協女性部に感謝状授与を行い、八丈事業所にて解散いたしました。

文責:木村 恵(一般財団法人東京水産振興会)

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