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2013-05-30

電車の中のおしゃべり

フォーラム事務所に行くときは、東戸塚から新宿ラインに乗って新宿まで出ます。
いつも、新宿駅ホームで乗り換えが便利なことと座れる確率が高いことから、前から2両目の車両に乗るようにしています。
2両目の車両は4人掛けのボックス型座席です。

いつものようにこの車両に乗り込むと、目に入った座席が、窓側に1人と対面する通路側に1人すわって2つの席が斜めに空いていました。
女性2人が何やらおしゃべりをしており、お仲間ならばこのような座り方はしないのに・・・、と一瞬ためらい、反対側のボックスが空いていたので座りました。

女性二人の会話が聴くともなく聞こえてきました。

「お肌がとても綺麗ですね。私は50歳を過ぎてますが、かつて美容関係の仕事をしていました。厚くいろいろ塗るより、椿油を顔に塗るだけがよいようでした」

「私は80を超えていますが、椿油をつけるだけです。若いころからそうしてました」

気になったので、チラリと横から覗き見すると、本当に肌にハリがあり、上品に白髪の多い髪の毛を後ろにまとめており、美しいとはこういうことか、ともう一度見てしまいました。
青紫の紗のような長いコートを着物の上から羽織って姿勢もよく素敵でした。

聞こえてきた会話が心地よく、私の耳はダンボのようになって聞いてしまいました。
若い方の方は、最近一人で暮らしていた母が亡くなり、今日も母の家からの帰りで、その母を思い出して声をかけてしまったとのこと。
お肌の美しい年配の方は、お茶を教えているとか、と会話が途切れることなく続いていました。

電車は保土ヶ谷駅を過ぎ、横浜駅で大勢の人が載ってきました。
空いていた席が埋まってしまい、自然と話は途切れてしまい、年配の方は茶道の本を読んでいました。

今、事務所で少しづづですが10年間の書類の整理をしています。
今日は商標登録をした「3・1・2弁当箱法」と「メジャコン」の書類を整理して、永年保存のファイルに納めてきました。
弁護士さんにいろいろ教えてもらいながら、登録の書類を作ったことなどを思い出しながら帰ってきました。

帰宅すると、「今夜のおかずは何?」と聞かれました。
「お昼ご飯何にしよう」とかのいつもの決まったキャチボールがすぐに途絶えてしまう会話に、電車の中の、たった10分の他人の会話を思い出しました。
お互いが聞き役になり、話役になり、キャチボールが続く会話をほんの10分でよいから、家族の中でしたい・・・。

でも、「おはよう」とか、「今夜のおかずは何」の会話ができる家族がいる今を大切にしないとネ。

薄金孝子(フォーラム理事)

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