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2014-05-14

東京研修会「食育教材Cカードの理論と実践」

研修会・セミナーの報告

東京研修会「食育教材Cカードの理論と実践」

2005年5月21日
講師:針谷 順子(NPO法人食生態学実践フォーラム副理事長・高知大学教授)
会場:東京女子医科大学(東京都新宿区)
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針谷順子氏

針谷順子氏


食事づくり・食事構成(献立)・料理づくりをシステムとして捕らえる「Cカード」の理論と実践と題した研修会で、102名の参加がありました。

前半は、人間の食事づくり行動理論に基づく、調理時間を軸とした料理・食事づくりの教材化~カードの開発の経過や歴史、理論的背景について。Cカードの教育実践的検討の結果を、20年来の食事づくりセミナーを例に紹介しました。

後半のCカードを用いた参加者の実践に基づくディスカッション“フォーラムタイム”では、学校栄養士から「コンセプトがあり、わかりやすい教材なので、子どもたちにすぐにでも使ってみたい」、家庭科教員からは「生徒がよろこんで使用している」などの発言がありました。
また、病院の栄養士からは「母親教室の若い人に、料理づくりから食事づくり・食事構成(献立)をこのカードでどのようにわかってもらえるか」との意見があり、それに対し、「3・2・1弁当箱ダイエット法」で学習しているとの実例が紹介されました。参加者間でも活発な意見交換があり、また、理事長から「すべての人にとっての完成品はない。このカードをたたき台にして、それぞれのマイカードを作ってほしい」と参加者への呼びかけがありました。