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2011-07-11

「食のほっとタイム」荒浜小学校のお弁当②

7月7日(木) 
仙台市立荒浜小学校5年生14名の校外学習(音楽鑑賞)のお弁当を作りました。
子どもたちは午前中、旭ヶ丘の青年文化センターで仙台フィルの演奏会を聴き、その後、隣接する台原森林公園でお弁当を食べました。
本日のメンバーは学生が授業等でできないことから、助手の丑田由美さんと平本の二人です。
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メニューを書いたメッセージカードも添えて、布で包めば、愛情たっぷり手作り弁当の出来上がり。
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「今日はお姉さんが来れなくてごめんね。だけど、今日のお弁当はみなさんのリクエストに応えて、ハンバーグでーす!」と言うと、
「わああ!」と歓声があがり、初めての出会いなのに一気にお互いが近くなれました。
お弁当を食べる場所に歩いていく時にも「ハンバーグだって」「早く食べてぇ!」など、お弁当を楽しみにしてくれている様子がうかがえました。
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みんなで「いただきまーす!」をして食べ始めました。
私たちはハンバーグの反応を知りたくて、食べてくれるのを待っていたのですが、どの子もなかなかハンバーグに手をつけません。
なぜだろうと思って聞いてみると、「だっておいしいものは後で食べたいから」「楽しみだから、取っておいているの」とのこと。
その様子に、子どもたちがハンバーグを楽しみにしている気持ちが伝わってきて思わず胸が熱くなりました。
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「ポテトサラダ、うめぇ!」「やっぱ、アスパラおいしい!」と言う声が次々と聞こえる中、「ハンバーグおいしーい!」「これどうやって作ったの?」などの声も。
みんな、あっという間に食べて、足りない子ども用に作っていったおにぎりも、結局足りなくなってしまいました。
そして、本当に何も残さず、きれいに食べてくれて空の弁当箱だけをもって帰りました。
作り手にとってこんなにうれしいことはありません。
「次は7月29日だね。今度は学校にもっていくからね。楽しみにしていてね」
と言って別れた時の子どもたちのニコニコした顔が印象的でした。

平本 福子(フォーラム理事、宮城学院女子大学)