toggle
2013-01-15

魚の大きさは環境で決まる?

季節外れになりますが、現在、我が家のベランダには、金魚が2匹います。
我が家に来て2年半程が過ぎようとしています。
毎日、息子(1歳7か月)にいじめられていますが、元は私の母が、娘(4歳)のために近所のスーパーの魚売り場で購入してきたものです。
黒の出目金1匹と赤い和金3匹が袋に入って売られていました。
なぜスーパーの魚売り場に金魚が売られていたのか疑問ですが……。

発砲スチロールの箱25cm×30cm×25cm(深さ)に入れて飼っているのですが、出目金と和金1匹はすぐに死んでしまいました。
その後、生き残った2匹は少し大きくなったような気がします。

子どもの頃、隣の家から杉の葉に産み付けられた鯉の卵をもらったことがあります。
我が家には池がなかったので、この時も発砲スチロールの箱(現在使用中のものより一回り大きい)に入れて飼っていました。
始めは15匹ほど卵からかえりおりましたが、だんだん減り最終的には5匹程が生きていました。
しかし、5、6年飼っていましたが、結局4cm位までにしかなりませんでした。
鯉だったのに……。

インターネットで調べたところ、金魚は水槽のサイズが大きければ和金なら30cm程度、流金でも20cm程度まではなるそうです。
しかし、水槽が小さければそれほど大きくならず、小さすぎたり、たくさんで飼っていると長生きできないそうです。
鯉の場合もきっと同じで、成長するための広さが必要だったのでしょう。
発泡スチロールの箱いっぱいに大きくなった鯉を想像したら笑えてきました。

夫はトンガで水産省に勤務していたので、魚は狭いところで生きていると大きくなれないんだねぇと話したら、当たり前だろう!という返事が返ってきました。
トンガ人は狭い島に住んでいるのに体が大きいことは疑問ではないのか? と思いつつ、生命の不思議を改めて感じました。

ちなみにインターネットには,金魚は長期間ストレスを与え続けると巨大化するとも書かれていました。
我が家の金魚は、もう少し大きくなるかもしれません。

安達内美子(フォーラム運営委員、名古屋学芸大学)