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2014-10-15

幸せのおすそわけ

先日のお日取りの良い日に、卒業生の結婚式に出席してきました。

研究室のゼミ生だったその卒業生は、数年前から「彼ができました」、
「結婚することになりました」と研究室によく報告に来てくれていました。
そして昨年、とうとう「結婚式は○月○日です、ご都合はいかがですか」という報告があり、当日まで私もとても楽しみに、そしてゼミ生達に会うことも楽しみに行ってきました。

学生当時から、周りの人の気持ちにそっと寄り添い、さりげなくサポートしてくれる、謙虚で、ひたむきな優しい学生で、結婚式もその彼女を表すようにとても心優しい温かで、ホッとする結婚式でした。

私もスピーチを仰せつかり、まだお酒も入っていない時でしたので緊張してしまいました。そして、お祝いのことばを、彼女の学生の頃のエピソードなどを交えて話している中で、将来の悩みや、仕事の悩みも懸命に乗り越えてきた彼女の成長を思いだし、思わず母のような心境になり涙が出そうになりました。

そして式が進む中で、彼女のご兄姉(お二人のお兄様、そしてお姉さまの4人兄弟)からのスピーチがありました。兄姉からのスピーチは、結婚式では私は初めてだったのですが、なんと素敵な兄姉愛、お姉さまは号泣しながら妹を思い、新郎に思いを伝えていてとても素敵でした。また、たくさんの総勢8名の甥っ子ちゃんと姪っ子ちゃんもいらっしゃり、双子の姪っ子ちゃんは色違いのドレスを着ていて嬉しくて大はしゃぎ。新婦のお姉さん(双子のお母さん)が号泣でスピーチの時、マイクスタンドの周りをぐるぐるぐるぐる回り、泣きながらも「回らない!」と注意するお姉さまがとても心温まりました。

新しいスタートをはじめる新郎・新婦、そして二人を応援する素敵なご家族の姿を間近でみて、とても清々しい気持ちになりました。

そして少しだけ、バージンロードを新婦と連れ立って歩き、新郎に渡す新婦のお父様の表情を拝見したとき、私ももうすぐ20年になりますが、その時の父の顔を思いだし、胸がきゅっとなりました。

吉岡有紀子(フォーラム理事)