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2017-02-13

保育園探し、2度目の春

最近は「保活」という言葉も使われますが、他人事だと思いたかった私自身も当事者になっています。

昨年の4月に生後10ヶ月の次女の育休を終えて復職しました。
第一希望の保育園は公立で自宅から1分。5分程行くと私立の保育園もあるのですが、見学時の雰囲気や環境を考えて近所の保育園を“単願”しました。夫婦フルタイムで申請したものの0歳児クラスは狭き門で外れてしまい、情報をかき集めてようやく隣の市の家庭保育室の確約を取ったのが昨年の2月。
家庭保育室に預けながら、待機の加点と定員増のタイミングに第一希望の保育園から声がかかるのを期待していましたが、待てど暮らせど吉報は届かず、気づけば次年度の申請書を書く時期に。そして、今回1歳児クラスは7名から12名に定員が増えるチャンス。どうか決まって欲しいと願いましたが、今回も落選でした。7年前の長女の時とは少し様子が違っていて、夫婦共に困惑しています。

家庭保育室は自宅から車で10分弱のところにあるのですが、遠いこと以外は魅力的なところもあります。
1971年から開設しており、先生方は皆さん子育てを終えたベテランの方々で、周囲に公園も多く、食事は昼食・おやつとも全て手作り。献立表も園だよりも手書きで驚きました。
理事をされている方が無農薬で育てた野菜を毎週火曜日に一袋100円で売って下さるのですが、里芋、小松菜、かぶ、大根、なす、ミニトマト、玉葱など新鮮で美味しく、季節によって種類も多様です。天候不良で野菜が高騰した際も我が家は大変お世話になりました。保育園の給食にも、これらの野菜が使われているそうです。

そうして自然の味覚が培われたのか、次女は料理の中でも味噌汁が大好きで、具が自分の好きな豆腐やしめじだとキャッキャッと喜んで手づかみで食べ、こちらが黙っていればいただきますと手を合わせてから3分も経たないうちに汁椀を飲み干しています。
食欲はある方で、保育園でもお代わりをよくしているようです。先生方も熱心に食事をサポートしてくれるので、月齢が上がるにつれ体力・免疫力もついてきたのか、夏以降は熱も出さずに元気に過ごしています。

この時期、インフルエンザが猛威を振るっていますが、どうにか乗り越えて元気に春を迎えたいと思います。吉報はいつ届くかわかりませんが、選択肢を広げて親子にとってより良い環境を模索します。

佐藤亜希子(フォーラム運営委員)