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2014-05-09

仙台コア「3・1・2弁当箱法」学習会

研修会・セミナーの報告

仙台コア「3・1・2弁当箱法」学習会

2012年10月10日
会場:宮城学院女子大学

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昨年11月10日(土)に「3・1・2弁当箱法」の学習会を開きました。参加者は宮城県食育コーディネーター11名、食生活改善推進員4名、宮城県職員3名の計18名でした。食育コーディネーターとは宮城県が食育活動の推進役として養成しているもので、主婦から栄養士、教員などさまざまな方々がおられます。

宮城県は肥満(子どもも大人も)の割合が高く、県別肥満ランキングで6位(2012年)なのです。ですので、食育の行動目標のひとつが「バランスのとれた食生活で適正体重の維持につとめましょう」です。そこで、食事の量とバランスが簡単にわかる「3・1・2弁当箱法」を、改めて学習しようということです。

今回の学習には、足立理事長と高橋千恵子理事が関わってくださっている南三陸町支援※の『 “からだ・心・くらし・地域や環境にぴったり合った食事づくり”共食会ワークブック』を使わせていただきました。このワークブックは「共『食』手帳」が、さらに”進化”したバージョンです。実際に使わせていただき、とても使いやすいと思いました。

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弁当箱に詰めたら、いつものように弁当箱を持った笑顔を写真に撮り、プリントしてプレゼントしました。また、今回は弁当箱で確認した後、全員が食器に盛りつけて、食卓でのチェックもしました。「いつもより、ごはんが多い」「いつもは主菜はこの2倍は食べてる」「意外と副菜がたっぷりあった」などの声が聞かれました。

食事後はアンケートで学習のセルフチェックをしました。参加者自身が学習会を主催した時の、学習成果の確認方法についても意見交換しました。

その後、「3・1・2弁当箱法」の活動事例を紹介し、多様なタイプの活用の仕方があることを確認しました。「友だちや地域の人々に弁当箱法を伝えることができそうですか」の問いに、「かなりできそう」「できそう」と答えた方が17名もおられました。

平本福子(フォーラム理事・宮城学院女子大学)
※社団法人米穀安定供給確保支援機構委託による宮城県南三陸町における仮説エリアを中心とした食生活力形成支援事業