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2009-12-21

お魚の小話 「鯛」

日本人にとって「おめでたい魚」といえば、「鯛」をあげる方が多いのでは、お正月を前に鯛のお話をさせていただきます。

「タイ」と名のつく魚は、200種類、そのうち、「真鯛」の仲間に含まれるのは、約10種類だそうです。
鯛の旬は冬から春、今からおいしくなります。
特に産卵を前に身が充実した桜の季節のマダイは「桜鯛」「花見鯛」と呼ばれています。

春から夏への産卵を終えると味が落ちてしまいます。
現在、市場に出回っている鯛のうち、養殖が9割、天然物は1割程度とかなり貴重な存在です。

鯛の調理法は実に様々で、内臓以外捨てる場所なく食べる事が出来ます。
一匹買うと、刺身、塩焼き、煮物、かぶと煮、あら炊き、潮汁と無駄なく食べられ大変経済的な魚です。

・おいしい鯛の見分け方は?

?目が濁らず透明であること
?切り身は,白身に透明感があり血合いの赤色が鮮やかで,汁が出ていないもの
?尾びれの後ろの縁が黒いこと
?体は桜色で,目の上の部分が青紫色に鮮やかに染まっていること

高増 雅子(運営委員)