宇宙への旅
最近のニュースに俳優の岩城滉一氏が宇宙にいくというものがありました。いよいよ民間人、しかも特別に訓練をしていない人(事前に少し訓練はあるらしい)が宇宙に行く時代になりました。2014年にアメリカの民間宇宙旅行プロジェクトに参加するとのこと。出発から帰還まで約45分間のフライト(宇宙空間には約3~4分の滞在)の計画です。完全に民間人で、研究や取材、いわゆる仕事ではなく宇宙空間に日本人が飛び出るのは初めてです。
かつてTBS記者であった秋山豊寛氏が、ソビエト連邦(当時)のソユーズというロケットに乗り、1990年12月2日に打ち上げられミールという宇宙ステーションの取材を行った後、同年12月10日に帰還しました。このときは宇宙ステーションの中から中継があったり、蛙が宇宙の無重量状態でどのように行動するのか等を取材したりする目的もありました。さらに調べてみると秋山氏はソビエト連邦で宇宙飛行士としての訓練を受け「第3級宇宙飛行士」の資格を持って飛び立ちました。
宇宙に行ってみたいという夢は、段々と実現化しそうな時代になってきました。大切な地球を守るためにも一度地球を俯瞰から見てみる必要が私たちにあるのではないかと思います。謎だらけの宇宙で命を育む星地球をみるときっとほっとする気持ちになるのではないか、その思いが人々の心に宿れば世界中で起こっている様々な不幸な出来事がひとつ減り、ふたつ減りついにはすべてなくなってくれるのではないかと思います。
先日、プラネタリウムに行く機会があり、ブラックホールについてのプログラムを見ました。光さえ閉じこめてしまう場所として有名ですが、宇宙のあちらこちらにあり地球がそこに関わらないということは言えないのだということを感じました。もちろん宇宙時間の流れでは私が生きている間にはそのようなことは起こりえないのですが、地球人として、また宇宙人として(立花隆氏によると地球人も宇宙人に「人類よ宇宙人になれ」)命をつなげるために宇宙を知り宇宙へ飛び立つ勇気を持ち続けたいと思いました。
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(運営委員 香川明夫)