日本と韓国のお正月
日本のお正月には、お雑煮やおせち料理をいただきますね。
韓国では、お正月を陰暦にあわせてお祝いします。
今年は2月13日?15日で、お正月には「トック」というお雑煮を食べます。
わたしは、伝統行事や伝統食をなんとなく感じる家庭で育ちました。
おせち(1/1?3お正月)、七草粥(1/7七草)、おしるこ(1/11お蔵開き)、いわし焼き(2/3節分)、はまぐり(3/3おひな祭り)など、こんな感じで。
まだあるかも知れませんが、パッと思いつくのはこんな感じです。
そして結婚してからも、こういう食事は大切にしようと思い、
なんとなく、特別な日のメニューは忘れないようにしていました。
しかし、今年は新たなことにチャレンジしてみたのです。
夫は韓国生まれ、韓国・関西育ち。
ということで、最近ですと関西発の恵方巻きを節分に作ったり、旧暦の韓国お正月の食文化も我が家にも取り入れてみたのです。
そして、昨日トックという韓国のお雑煮を作ってみました。
米粉を蒸して棒状のお餅にして、斜めにスライスしたものを、牛のダシでさっと煮ます。
トッピングに細ねぎ、牛肉のみじん切り、錦糸卵(白と黄色に分ける)韓国のりを散らして完成。
トックに色がついていますが、5色あります。
よもぎ、かぼちゃ、梅、むらさき芋の天然の食材を使って米粉に練りこんでつくったお餅です。
この5色は彩りだけでなく、幸せを呼ぶ色と、韓国ではいわれているようです。
色つきのトックは知人からわけてもらったのですが、見た目もよくお正月にふさわしいトックに仕上がりました。
色つきトックの入るお雑煮は、現代風にアレンジされたもののようですが、草の味がしたり、ほのかな甘さを感じるお餅だったりとはじめて食べる韓国のお雑煮に身も心も満足した朝食でした。
このほかにも、日本のおせち料理にあたるような、お料理もあるようですが、
まだまだ、腕がなくつくることができません。
来年、再来年とレパートリーを徐々に増やしていきたいと思っています(笑)。
最後に、韓国ではバレンタインデー、ホワイトデーのほかにブラックデーというのもあるそうで、ブラックデーでは、彼氏や彼女のいない人同士でカレーを食べるそうです。
たのしい食文化?がありますね。
運営委員 高陽(旧姓 米山)暁美