東日本大震災相談コーナー 経過報告
みなさまからのご支援、ご協力、誠にありがとうございます。
東日本大震災「食・栄養の専門書籍等支援」活動で、現地の栄養士等関係者、寄贈してくださる出版社、NPOボランティアメンバー達のつながりが広がっています!
3月11日突如、職場の基本データーや自宅の書籍などを壊滅的に失った、保健所・保健センター・病院・福祉施設・学校・訪問栄養士の自宅等ほぼ30か所へ、それぞれの希望に沿った書籍等を直接送り届けました。困っている仲間を紹介してくる人、書籍がほしいが被災状況の厳しい人を先にして自分は後でよいと書き添えてくる人、複雑な被災状況下での対応に悩んで活動のアイディアを求めてくる人、直後に現地支援に入った自治体からの派遣管理栄養士達が自分の職場に戻ってから、現地の仲間を気遣って書籍等送付を申し入れてきたケース、直後の危機的な栄養素補充段階を乗り越えたので、これからやっと病者への栄養相談ができる、食品成分表が入手できてよかったと、喜んでメールをしてくる人など、仲間達とのやり取りの輪が広がっています。この原稿を書いている1時間ほど前にも、届けた書籍からのヒントで考えた復興への新規事業案について、長電話で相談を受けたところです。
出版社も他社の協力を耳にしたが自社でも協力したいと申し出てくださるところもあり、感謝に堪えません。2~3冊単位から100冊以上の単位まで宅配便の発送はOCHI NAOMI OFFICEや社会福祉法人みなみかぜのスタッフ等、フォーラムの会員が時間を割いてやってくださっています。
“食にかかわる専門家を支えるNPO”として、大口ではこぼれてしまいそうな現地の一人ひとりの仲間への支援を、会員のネットワークを発揮して、もっとダイナミックに進めたいと願います。よい知恵、よいパワーをお知らせください。詳細は事務局へ。
足立己幸(フォーラム理事長)