11月10日(土)に「3・1・2弁当箱ダイエット法」の学習会を開きました。
仙台コア主催のイベントは久しぶりです。
参加者は宮城県食育コーディネーター11名、食生活改善推進員4名、
宮城県職員3名の計18名でした。
食育コーディネーターとは宮城県が食育活動の推進役として養成しているもので、
主婦から栄養士、教員など様々な方々がおられます。
実は宮城県は肥満(子どもも大人も)の割合が高く、
県別肥満ランキングで6位(2012)なのです。
ですので、食育の行動目標のひとつが
「バランスのとれた食生活で適正体重の維持につとめましょう」です。
そこで、食事の量とバランスが簡単にわかる弁当箱法を、
あらためて学習しようということになりました。
今回の学習には、足立先生と高橋千恵子さんが関わってくださっている
南三陸町支援の
「“からだ・心・くらし・地域や環境にぴったり合った食事づくり”共食会ワークブック」を
使わせていただきました。
このワークブックは「共『食』手帳」が、さらに“進化”したバージョンです。
実際に使わせていただき、とても使いやすいと思いました。
弁当箱に詰めたら、いつものように弁当箱を持った笑顔を写真に撮り、
プリントしてプレゼントしました。
また、今回は弁当箱で確認した後、全員が食器に盛り付けて、
食卓でのチェックもしました。
「いつもより、ごはんが多い」「いつもは主菜はこの2倍は食べてる」
「意外と副菜がたっぷりあった」などの声が聞かれました。
食事後はアンケートで学習のセルフチェックをしました。
参加者自身が学習会を主催した時の学習成果の確認方法についても
意見交換しました。
その後、弁当箱法の活動事例を紹介し、
多様なタイプの活用の仕方があることを確認しました。
「友だちや地域の人々に弁当箱法を伝えることができそうですか」の問いに、
「かなりできそう」「できそう」と答えた方が17名もおられました。
最後に参加された方の感想から
・自分で勉強してやっていたが、今回実際にいろいろ確認することができてよかった。
・家族一緒に食事をする時間がなかなかとれないので、
お昼のお弁当に家族への愛情をつめるようにしている。
・家を留守にする時、夫に食事を置いてくるが、今後はお弁当にしてみたい。
・毎日弁当は作っているが、詰め方の難しさを知った。今後もっと深く勉強していきたい。
平本福子(宮城学院女子大学・フォーラム理事)