幼児なりの気持ちよく生きる方法
夫が3か月ぶりにトンガから帰国(? 来日?)しました。1月20日に出国し、5月1日に戻ってきたのですが、いまだ息子(1歳11か月)が寄っていきません。
5月1日の夜、息子が寝ている時に帰宅し、三人川の字で寝ました(4歳の娘は私の母と寝ていました)。ところが、朝になり目が覚めると息子は泣き、私か母に抱きついてくる始末。私と夫が二人で写っている写真を見せ、「パパ」と言い聞かせやっと泣き止みました。
しかし、泣かなくはなりましたが、積極的に関わりを持とうとはしません。夫はまだ仕事に行かないので、保育園の送迎を母に代わりしてくれているのですが、息子はいやいや出かけます。保育園には行きたいのですが、どうやらパパとは行きたくないようです。トンガに行く前は、喜んでお風呂にも入れてもらい、くっついて寝ていたのに・・・。
夫は「僕はしつけが厳しいから、嫌われているんだ」と言っていますが、そうでしょうか。私は厳しいからや、優しいからではない、別の理由があるのではないかと推測しています。
夫がトンガに行っている間、兄の息子のクラスがインフルエンザで学級閉鎖になりました。兄夫婦は共働きですが、子どもが4人おり、そのためか有給休暇がなくなってしまったとのこと。子守に母が行かなくてはいけなくなり、結局母が子供二人を連れて行くことになりました。(私はその間、一人暮らしを満喫しました。)
その時のことです。息子は伯母である義姉や従兄弟たちとは普通に仲良く過ごせたのですが、伯父である兄には全く近づこうとはしませんでした。兄の家に行ったのは初めてではありませんでした。以前は抱っこしてもらったりしていたのに・・・。
私は、子供は期待して裏切られることが嫌なのかなぁと思っています。大好きでいつも一緒にいたいと思っているのに、突然いなくなってしまい、寂しくなるのなら、大好きにならない方がよいと思うのではないか。特に兄と夫が似ているとは思えませんが、成人男性と父親が重なったのではないかと思っています。
専門外で憶測にすぎないかもしれませんが、子供は子供なりに心穏やかに過ごせるよう生きているのかなぁと思いました。今度夫がトンガに長期間行く場合は、「パパはちゃんと帰ってくるからね」と言い聞かせようと思います。
今はひたすらいなくならないことを理解してもらうしかないでしょうが・・・。
安達内美子(フォーラム運営委員、名古屋学芸大学)