背に腹はかえられぬ
12月3日の土曜日はいろんなことがありました。
朝、子どもたちをスイミングに連れて行き、待っている間に卒業論文の原稿を読むために、カバンからペンを出そうとしたとき、重要なミスに気付きました。
講義のスライドを保存しているUSBメモリーを、非常勤の大学に忘れてきたことです。
月曜の講義のスライドも保存してあるので、その日中に取りに行くことにしました。
臨地実習で11月8日に巡回に訪れた高山市では、翌日降雪があり、関東でも11月に降雪がありました。
安全・安心のためにスタッドレスタイヤに交換しなければと思い、子どもたちのスイミング終了後、近所のガソリンスタンドで給油のついでに、タイヤ交換をお願いしました。
1時間ほどかかるということで、近くの喫茶店でケーキセットをいただきながら待っていました。
時間どおり携帯電話が鳴り、出ると驚きです。
タイヤのゴムが経年劣化で硬くなっており、ノーマルタイヤと変らないから、買い替えを勧められたのです……。
値段を聞くとさらに驚きで、ボーナス前の私には大変つらいことでした。
しかし、安全には代えられないとガソリンスタンドの店員に言われ、仕方なく買い替えることになりました。
午後はUSBメモリーを取りに行った後、娘の眼鏡をつくりに出かけました。
顔のサイズに合わせて、店員さんが10個くらいフレームを持って来てくれました。
子ども用で初めての眼鏡なので、フレームについているフレームとレンズのセット価格で作れるかなと思っていました。
しかし、価格は安いものと高いもので5,000円の幅がありました。
親として子どものかけ心地、似合うかどうかなど重視すべきでしょうが、午前中の大出費のために少しでも安いものを……と思ってしまいました。
しかし、結局はそんなことも言えず、娘が気に入った一番高い眼鏡になりました。
しかしこの日、1ついいことがありました。
タイヤを購入したときくじを引いたら、3,000円相当分のグルメギフトカタログが当たりました。
家族で相談し、ソーセージ詰め合わせを注文しました。
執念で引き当てました。
安達内美子(フォーラム運営委員・名古屋学芸大学)