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2009-09-12

食生態学地域事例研修「中標津体験プログラム」

2009年9月4日〜9月6日
会場:北海道標津町

 9月4日から2泊3日で、北海道標津町において、食生態学地域事例研修(標津体験プログラム)を実施した。標津町は「地域HACCPシステム」として、漁獲から水揚げ・市場・加工・輸送そして消費者まで、一貫して食品(主に鮭)の安全性に考慮した取り組みを行っており、消費者にその取り組みを理解してもらおうと各々の場(実際は漁業以外も含め70部門に及ぶ)に、消費者が体験できる学習プログラムが組まれている。また、ガイド役を多くの町民が担っている。私たちも、早朝4時半起きで「荷揚げ(標津漁港で漁船から鮭を水揚げし選別・保管する)作業」を見学し、その鮭を使った「新巻鮭づくり」や「ちゃんちゃん焼き」に挑戦してきた。修学旅行生の「イクラづくり」や「いも餅づくり」も見学でき、研修会では標津町観光課長、観光協会長等から解説いただき、また、学芸員からも町の歴史や自然について学ぶことができた。大自然の中で、食生態学の食環境の図そのものが手に取るように実感でき、大変充実した研修となった。

文責:高橋千恵子(理事)