タイムマシン隕石
冬の夜空は空気が澄み、星が見えやすいという時期です。
特に関東地方は空気が乾燥し晴れている期間があるので更によい条件です。
月が新月の時期もよいですが、2011年3月は4日?5日辺りが新月で夜空が暗い日でした。
そこで今回は夜空を見上げるのではなく、空から降ってきたもの、「隕石」から考えたことを書いてみたいと思います。
3月8日「PNAS」(Proceedings of the National Academy of Sciences )のによると、
南極で発見された始原的(始原的とは地球進化の最初期の状態を保存していると考えられるものに用いる)な隕石から
アンモニア成分が発見されたとのこと。
このことは更に調べてみると
「隕石からアンモニアが発生するということは、生命活動に必要な形の窒素は隕石から供給された可能性を示唆しており、
生命の誕生にはこれらの隕石から出てきたアンモニアが大きな役割を果たしてきたのではないかと考えられる。
生命がどのように誕生したのかは大きな謎であり、今回の研究は生命誕生の謎を解く鍵となるだけでなく、
生命が誕生した頃の地球の環境を探る鍵となるのではないかと感じさせる」
と愛読のアストロアーツさまHPに記されていました。
星や宇宙のことにふれてみると、地球のことがよくわかる、命のことも考えることができることがうれしいです。生命誕生の謎は自分が小学生の時から謎です。
どのように無機的なものから有機的なもの=命が発生してきたのか、
タイムマシンができたら確認したいとずっと思っています。
もしかしたらこの「隕石」がタイムマシンかもしれません。
自分も生物体として地球上に存在し、また命を続けていくために命をたくさんいただいています。
宇宙のことを考えることは命を考えることだと思うのです。
香川 明夫(フォーラム運営委員)