我が家の節電対策
いつも利用しているJRの駅に行くと、エスカレーターは動いていない。
改札口は少し暗い。
百貨店やスーパーに買い物に行っても少し暗い。
エスカレーターでなく、階段で上るもの運動、これもよいではないかと階段を上る。
動いているエレベーターは階段歩行が困難な人や荷物の多い人が乗ればよい、と思いきやふとみると、高校生や大学生らしき若者が我先に利用している。
団塊の世代は元気で、友人との会話は、
「これでいい、不自由はない」
「24時間のコンビニ営業もいらない、自動販売機もこんなに多くなくてよい」である。
小学生の時に洗濯機が我が家に来た。
それまでは、シーツを洗うのも編み返した毛糸のセーターを洗うのも手洗いで、母にとって8人家族の洗濯は大変な労力だった。
洗濯物を挟みハンドルを手で回すと2つのロールに挟まれて絞られる洗濯機を飽きることなく眺め、手伝っていたのを思い出す。
洗濯層と脱水層がある二層式の洗濯機を長いこと使い、今はボタンを押すだけの全自動洗濯機を使っている。
確かに便利だけど、ここまで全自動でなくても、二層式の洗い、濯ぎ、脱水は人の手でやってもよいのに……といいつつ全自動を使っている。
電気と技術開発で超便利となった生活のなかでの我が家の節電対策
・家族が減り1日の洗濯ものの量が減ったのに習慣(洗濯の好きな人がいて)で、毎日、洗濯機を回していたのを2日に1回にした。
・玄関の街灯など夜間、比較的長期間使う電球をLED電球にした。
・食器乾燥機を1日3回使っていたのを夜だけの1回にした。
・見てないのについているテレビ、消し忘れてつけっぱなしの電気などをコマメに消す。
コンロも、暖房も、風呂も熱源はガスだが、誘導は電気。
電気なしの生活はとても考えられないが、細やかな節電対策である。
食器は手洗いで乾燥だけの食器乾燥機であるが、食器を布巾で拭くだけで、拭く手間と、布巾を洗う時間と回数が増え、台所に立つ時間が少々ではあるか長くなった。
1日1回は使わないとこれから梅雨に向かうこともあり、器具を使わないでおくとカビがきたりする弊害もあるし、何よりザルとか菜箸とかをしっかりと乾かしたい。
我が家の節電で「見てないのについているテレビ、消し忘れてつけっぱなしの電気などをコマメに消す」が意外と多く、浪費が大好きな夫の後を消して回っているが、私も誰もいないのに電気がついていて当たり前の暮らしを反省し消している。
薄金 孝子(フォーラム理事)