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2022-06-06

断捨離生活

2020年のコロナ自粛生活を機に、意識して断捨離を進め2年が過ぎました。

以前はフルタイムで働いていたので忙しく(言い訳?)、整理整頓ができてませんでした。「もったいない」とか「必要になるかも」「まだ使えるし」「痩せたらまた着るかも」と、引き出しや押し入れ、納戸、クローゼットに、どうでもよい物を、例えば使わなくなった古い家電や小物類、きれいなお菓子の缶や紙袋、領収書類やダイレクトメール、カタログや雑誌、ほとんど使うことがないまま放置された古い食器や鍋、さらに、時代に合わない若かりし頃のアクセサリーやバッグ、サイズの合わなくなった着ることのない洋服や靴などであふれていました。挙句の果てに、普段使っていない部屋にまで、納戸に入りきらない数箱の段ボールなどが占領しはじめていました。

ここは納戸ではありません。

結局、一時保管のつもりがそのまま使われることなく、必要な時は新製品を購入し、お気に入りの物や着やすい洋服だけを繰り返し使っていることが多いのです。

そこで、コロナ自粛生活で家にいることになった娘と一緒に、あらゆる物を見直し、捨てるものは思い切って捨ててゴミ袋を何袋処分したことか、売れそうな物は売りに出してみる(数万円になり、ビックリ!)など、いろいろと経験してみました。例えば、ちょうどそのころCMで流れていた「メルカリ」に挑戦したり、使えそうな物はリサイクルショップに持ち込みしたり、どう考えても古くて使えない物は粗大ごみや可燃物として捨てました。またそれが自粛生活のよい刺激となり、断捨離そのものが生活の一部となり、毎日整理しながら楽しく過ごすことができました。

最近は、幾分か家の中がすっきりしたような気がしますが、まだまだ処分できそうな物がたくさんあります。貧乏性の性格の私が、“物”であふれた生活ではなく、お気に入りのものだけに囲まれた“心豊かな”すっきり生活が、いつになったら送れるようになるのでしょうか。体力・気力のあるうちに、もう少し頑張ってみたいと思います。

 

中村里美(フォーラム運営委員)