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2015-06-08

何十回目かに見るつばめの巣立ち

今年も最寄駅の駅構内を、ツバメの親鳥が飛び交う時期になりました。その様子を見ると、「今年も、もうそんな時期になったんだなあ」と、毎年のことながら思います。もうすぐ今年の雛鳥たちの巣立ちの日が近づいています。

ツバメたちは、最寄駅の駅構内の中の電光掲示板の上の隙間に、毎年、毎年、巣を作ります。雛がかえり、親鳥は、せっせと餌を運びます。駅の階段を抜けると空に通じます。通勤・通学の人々が多く行きかう中で、親ツバメも忙しそうに何度も往復し、かわいい雛鳥にご飯を運んでいます。最初の頃は、雛鳥の声は聞こえるものの、姿は見えません。まだ、巣のヘリから顔を出すには小さいのでしょう。そして、先日、とうとう雛鳥たちの並んだ頭が見えだしました。食べるご飯の量も多くなってきたのか、ますます親鳥も忙しそうに飛び交っています。

この成長を、駅員さんも「ツバメの巣があります。」と張り紙をはり、巣立ちの日まで見守ります。

先日の休日の日、ツバメの巣にいる雛鳥にご飯を運ぶ親鳥の様子を、何組もの親子が写真を撮りながら立ち止まって珍しそうに親子で話しながら見ていました。

その2重の親子の様子がなんともいえず、素敵な光景でした。
その最寄駅は、私は小さい頃の最寄駅ではありませんでしたが、祖母や母と一緒によくお買い物で使う駅でしたので、幼児の頃から毎年毎年、今年でいったい何回目?!と愕然としつつも、毎年見られることに幸せを感じました。
 
ツバメが巣立つと今年も半分が終わります。今年の後半戦も頑張らねば!とも思います。

吉岡有紀子(フォーラム理事)